てるみくらぶ元社長に懲役8年求刑! 格安旅行会社の注意点は!?

2017年3月27日、旅行比較サイト最安値常連業者であった「てるみくらぶ」が東京地裁に破産申請し、認められた事件で、銀行から融資金をだまし取ったとして、詐欺罪などに問われた旅行会社「てるみくらぶ」の元社長 山田千賀子被告(68)の公判が14日、東京地裁(河本雅也裁判長)であり、検察側が懲役8年を求刑し、結審しました。

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                               日本経済新聞 2017/3/27 13:19

当時、すでに38カ国に2500人が旅行中で、航空券の使用ができなかったり、現地での宿泊が困難になった、てるみくらぶ利用者にたいして、自力での対処を求めたりなど、当時の世間からの非難を浴びた。

そんな、今は亡き、「てるみくらぶ」の元社長の裁判の行方や、業務体制の問題点などを見ていこうと思います。

てるみくらぶの罪状

銀行から融資金をだまし取ったとして、詐欺罪などに問われた旅行会社「てるみくらぶ」(東京、破産手続き中)の社長山田千賀子被告(68)の公判が14日、東京地裁(河本雅也裁判長)であり、検察側は懲役8年を求刑した。

 起訴状によると、元社員笹井利幸被告(37)=同罪などで起訴=と共謀し2016年6~12月、財務状況を良く見せかけた虚偽の決算書を示し、三井住友銀行から3億9400万円を、17年2月には東日本銀行から約1億5000万円をだまし取ったとしている。

 山田被告は役員報酬約1000万円を隠したまま東京地裁に自己破産を申し立てたほか、破産管財人にも申告しなかったとして、破産法違反(詐欺破産、虚偽説明)の罪でも起訴されている。

サンスポ 2018.5.14 16:41

上のように、経営がうまくいってないのに、虚偽の決算報告書を示し銀行から数億円を騙しとったとされています。さらに、元社長 山田千賀子被告には隠し財産があるとされ、現金およそ700万円が押収されていたことがわかり、この金は破産管財人に申告しておらず、隠し資産の疑いがあるそうです。

というように、融資金詐欺と計画倒産といったところでしょうか…

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てるみくらぶの敗因

てるみくらぶの敗因は大きく分けて

・ライバル多数出現による価格競争による薄利多売

・IT時代による淘汰

・広告戦略のミス

の3つになると思われます。

「ライバル多数出現による価格競争による薄利多売」

かつては旅行といえば旅行代理店に赴いて予約、契約することが当たり前の時代がありました。代理店を多く所有しているJTBなどの大手が優勢でした。

そんな中で、とらべるこはネットシステムにより頑張っていた企業でした。

インターネットの発達により事業を拡大してきた、てるみくらぶでしたが、ネットの成長はとどまることを知らず、旅行者は旅行代理店を介さずに個人で、航空券などの交通手段や宿泊施設を予約できるようになりました。

さらに比較サイトの「トラベルコ」をはじめ、「エクスペディア」などWeb上で完結する旅行会社のライバルの多数出現による価格競争によってじり貧になっていったのだと思います。

「IT時代による淘汰」

上の内容と多少被りますが、ネット発達により、極端に言えば個人でも旅行の仲介が可能になりました。

さらに他のライバル会社の躍進の要素となったIT整備に乗り遅れたのが痛かったようです。今や代理業への手数料を嫌い、航空会社や鉄道会社がネット上で直接座席を売り出しています。

また、航空機も小型化し、以前のように大容量のパッケージ商品が売れなくなってしまったようです。

もともとは若者をターゲットにしていた、てるみくらぶでしたが、以上の背景により顧客をつかむのが厳しくなり、お年寄り、年配者向けの顧客層を取りにいって、ネット広告ではなく、次の要素の新聞広告へと手を出していきました。

「広告戦略のミス」

比較的費用が安く済むネット広告ではなく、新たな顧客ターゲットとした年配層への目に留まりやすくなるように新聞広告を出し始めました。

現金一括、新聞会社にもよりますが、新聞全面広告は約4000万円ほどだそうです。

そして、その新聞広告が最後に行われたのは、あの会見から5日前の3/22だったそうです。

何か黒いものを感じずにはいられませんね…

現金一括入金というキャンペーンも資金繰りが苦しかったというのが伺えますね…

いかがでしたでしょうか?

昨今は大手の旅行代理店を通さずにネットで個人的に旅行を組むのが主流になりつつあります。

そして、大手の旅行会社だって破産のリスクはあると思います。

ここ最近の東芝やシャープを見てもそのことは分かると思います。

絶対的な安心はないので、結局は自分で判断しなければいけないのです。

そのためにも激動する社会で今の時代の潮流をつかみ、時代に取り残されないように気を付けなければならなりませんね…

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